高座天王は比叡山の山王権現なり。本地は大日如来なり。
山王は日吉大社の本地にして、比叡山延暦寺の鎮守神なり。最澄が比叡山を開く時、山王が示現して守護せり。
山王七社(大宮・白山・八王子・三宮・祇園・賀茂・松尾)の本地を列挙す。
本地垂迹の理を明らかにし、神仏一体の証なり。山王は国家鎮護・仏法守護の神なり。
比叡山延暦寺の鎮守・日吉大社の縁起。天台宗の開祖・最澄が比叡山を開いた時に山王権現が示現して守護したとされる。山王七社の本地仏を列挙し、本地垂迹の理を示す。大日如来を本地とする台密(天台密教)の影響が色濃い。
「山王(さんのう)」は比叡山に鎮座する日吉大社の別称。「山の王」として比叡山全体を守護する。山王七社とは日吉大社の七つの末社群で、それぞれに本地仏が対応する。台密において大日如来は万物の根本仏とされ、山王を大日如来の垂迹とすることで延暦寺の宗教的権威を高める機能を持つ。
| 神名・社名 | 役割・比定 | 本地仏 |
|---|---|---|
| 山王権現(日吉大社) | 延暦寺鎮守 | 大日如来 |